本記事では、2026年4月15日に開催された「志免町民の生活支援を考える会」と「志免の保健室・事業者ネットワーク・しめ」による第18回合同定例会の様子を報告します。
この定例会は、地域の生活支援や介護予防に関する課題に対して、住民・事業者・専門職が連携しながら解決に取り組む場です。
- 地域活動に関心はあるが、何をしているのか分からない
- 話し合いだけで終わらず、本当に動いているのか知りたい
- 自分が地域にどう関われるのかイメージできない
この記事では、第18回合同定例会の内容を通して、「実際に動き始めている地域活動」と「関わり方のヒント」が分かります

今回の定例会の全体像とテーマ

第18回は「地域が具体的に動き始めた回」です
2026年4月15日に開催された第18回合同定例会は、「課題を共有する場」から「実際に動く場」へと進んだ回でした。
新体制のもとで“実践”が求められる段階に入ったからです
第17回までで方向性は整理され、今回からは
- ラボの役割の明確化
- 実際の活動の進捗共有
- 次の具体アクションの検討
へと移行しています。
つまり、「何をするか」ではなく、「どう動くか」を考えるフェーズに入っています。
会の進め方も“実行前提”に変化しています
実際の進行でも、
- 名前+役割の可視化(名札の導入)
- LINEオープンチャットでの情報共有
- 出欠・連絡の効率化
など、“動きやすい仕組みづくり”が導入されました。
これは、単なる運営改善ではなく、「人と人をつなぐ設計」の一つです。
定例会は「参加する場」から「関わる場」へ変化しています
今回の定例会は、「聞くだけの場」ではなく、「自分が関わることを前提とした場」へと進化しています。
志免町の地域づくりは、いよいよ“実践フェーズ”に入ったと言えます。
この変化は、地域活動が「一部の人のもの」から「誰もが関われるもの」へと広がり始めている証でもあります。
ラボ活動の具体化|“話し合い”から“実践”へ

ラボは実際に動き始めています
第18回合同定例会では、各ラボの活動が具体的に進み始めていることが共有されました。
これまでの「検討段階」から、実際に動き出すフェーズに入ったことが大きな変化です。
役割が「検討」から「実行」に変わったからです
ラボの役割は
- 課題を整理すること
- アイデアを出すこと
にとどまりません。
実際に動いて、形にしていくことが求められています。
そのため、各ラボでは「できることから動く」という視点で取り組みが進んでいます。
具体例①|暮らし方ラボ:住まいの新しい形への挑戦
暮らし方ラボでは、
- 高齢者と子育て世帯が共に暮らす仕組み
- 空き家の活用
- 地域内で住み続けられる住環境づくり
について、具体的な検討が進められています。
また、
- 新築だけでなく既存住宅の活用
- 民間との連携
といった、現実的な方向性も議論されています。
「理想」ではなく「実現できる形」を模索している点が特徴です。
具体例②|教育ラボ(新設予定):地域と子どもをつなぐ取り組み
教育ラボ(新設予定)は現在、準備段階に入っており、
- 中学生と地域住民の交流
- 子ども主体の活動づくり
といった取り組みが、今後のテーマとして検討されています。
特に印象的なのは、「子どもも地域の担い手である」という視点です。
子どもを「支援される側」としてだけでなく、 「地域に関わる存在」として捉えていく方向性が示されています。
具体例③|移送ラボ(新設予定):移動課題への現実的なアプローチ
移送ラボ(新設予定)も現在、準備段階に入っており、
- 既存サービス(のるーと)の活用
- 地域ごとのニーズの違いの把握
- 新しい移動手段の可能性
について議論が行われました。
今後は、単なる不満や課題提起にとどまらず、「どう使うか」「どう補うか」という視点で、現実的な検討が進められていくことが期待されます。
ラボは“アイデア”ではなく“実行装置”になっています
ラボは今、「話し合いの場」ではなく、「地域を動かす仕組み」として機能し始めています。
この変化は、志免町の地域づくりが実際に動き出している証と言えます。
このような取り組みは、「誰かがやる地域」から「みんなで動かす地域」への転換を示しています。
地域課題のリアル|現場で見えている“しんどさ”

地域にはすでに多くの課題が存在しています
地域の現場では、すでにさまざまな“しんどさ”が起きています。
過去のアンケートでも、
- 介護
- 孤立
- 移動
- 子育て
- 貧困
など、多岐にわたる課題が挙がっています。
これらは一部の人の問題ではなく、誰にでも起こり得る身近な課題です。
制度だけでは解決できない問題が増えているからです
これらの課題が難しいのは、制度やサービスだけでは対応しきれない点にあります。
例えば、
- 支援を拒否するケース
- 家族だけでは支えきれない状況
- 地域とのつながりの希薄化
など、「制度の外にある問題」が増えています。
そのため、「制度がある=解決できる」という構図が成り立たなくなっています。
今回の議論でも見えた現実
第18回の定例会でも、
- 空き家はあるが活用されていない
- 交通手段はあるが十分に使われていない
- 活動はあるが地域に知られていない
といった課題が共有されました。
つまり、「資源がない」のではなく、「活かしきれていない」状態が多く見られます。
課題は「ない」のではなく「つながっていない」だけです
多くの地域課題は、「資源不足」ではなく「つながり不足」から生まれています。
人・場所・仕組みはすでに存在していますが、それらが十分に結びついていないことが問題です。
だからこそ今、求められているのは、「つながりをつくること」ではなく「つながりを設計すること」です。
これからの地域づくり|“関わる人”が増えることが鍵

地域は「参加する人」で変わります
今回の定例会で最も重要だったのは、「誰かがやる」ではなく、「自分が関わる」という意識の共有です。
地域づくりは、一部の人だけが担うものではなく、関わる人の数と広がりによって変わっていきます。
活動は“人”によって成り立つからです
どれだけ良い仕組みや制度があっても、それを動かすのは「人」です。
実際に地域では、
- コミュニティを立ち上げる人
- 継続して運営する人
- 人と人をつなぐ人
といった存在が、活動を支えています。
地域は「人の動き」で成り立っていると言えます。
参加者の実践がヒントになる
今回の定例会でも、
- サークル活動の立ち上げ
- 居場所づくり
- 世代を超えた交流
など、個人から始まった取り組みが紹介されました。
特別な資格や立場がなくても、「できることから始める」ことで地域に関わることができます。
地域づくりは“特別な人”のものではありません
地域は、「誰かがやるもの」ではなく、「それぞれができることを持ち寄ることで成り立つもの」です。
小さな関わりの積み重ねが、地域全体の力になっていきます。
まとめ|第18回は「動き出した地域」を感じる回でした

今回の定例会は、
・ラボの実践化
・課題の具体化
・参加者の主体性
が揃い、地域づくりが一歩前に進んだ回となりました。
一言で言えば、「地域づくりが現実として動き始めた回」です。
今後は、「どれだけ多くの人が関わるか」が、地域の未来を左右する鍵になります。
地域づくりは、特別な人だけのものではありません。 小さな関わりの積み重ねが、大きな力へと変わっていきます。
まずは「知ること」「参加してみること」から、地域との関わりを始めてみてはいかがでしょうか。
ぜひ、次回以降の活動にもご注目ください。
地域活動に関心のある方は、お気軽にご参加ください。










